精米された米

精米度で栄養価は変わるのか

それでは「日本食品標準成分表」の成分値で比較してみましょう。

それぞれ、炊飯したお茶碗1杯分(150g)に含まれる栄養素の量です。

白米 七分搗き 五分搗き 玄米 はいが米
たんぱく質(g) 2.5 2.6 2.7 2.8 2.7
脂質(g) 0.3 0.5 0.6 1.0 0.6
炭水化物(g) 37.1 36.7 36.4 35.6 36.4
カリウム(mg) 29 35 43 95 51
カルシウム(mg) 3 4 4 7 5
マグネシウム(mg) 7 13 22 49 24
リン(mg) 34 44 53 130 68
ビタミンB1(mg) 0.02 0.06 0.08 0.16 0.08
ナイアシン(mg) 0.2 0.8 1.6 2.9 0.8
ビタミンB6(mg) 0.02 0.03 0.07 0.21 0.09
葉酸(μg) 5 6 10 6
飽和脂肪酸(g) 0.10 0.16 0.19 0.23 0.16
一価不飽和脂肪酸(g) 0.07 0.12 0.14 0.30 0.15
食物繊維(g) 0.3 0.5 0.8 1.4 0.8

精米度でビタミンやミネラルは違ってくる

このように表にして眺めてみると、主要栄養素(タンパク質等)ではあまり変わりがないものの、「ミネラル類」(カリウム等)や「ビタミン類」(Bや葉酸等)など微量必須栄養素で大きく違いが出てくることがわかりますね。

概ね玄米は白米の2倍以上、五分づき(およびはいが米)が1.8倍、七分づきが1.5倍くらいというイメージでしょうか。

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