1 塩水選 山形県の最北部、真室川町。 雪深い真室川では、4月になってもあたりはまだ雪景色。 高橋剛と仲間たちの米作りは、種籾を塩水に浸し浮いてくる軽い種籾をはじく作業から始まります。 |
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2 種籾消毒 塩水選した種籾を水槽に入れて、微生物資材「バランスα」原液に浸します。 「バランスα」原液は、1週間前から糖蜜を入れて活性させます。 糖蜜という餌が入ったことで、「バランスα」中の乳酸菌類が大増殖し、原液は中程度の酸性になります。 これによって、バカ苗菌は死滅します。 このように、高橋剛と仲間たちの米作りは、微生物資材「バランスα」を徹底的に活用する事で、化学系の消毒薬や農薬を全く必要としない米作りを可能としています。 「バランスα」について詳しくはこちら>>> |
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3 芽だし 種籾は十分な水分と酸素が供給された状態で、積算温度約120℃で発芽するため、通常の農家では、発芽を促進するため、種籾をぬるま湯に浸したり、発芽水槽をハウスで温めたりしています。 しかし高橋剛と仲間たちの米作りでは、水槽にいきなり、周りに残る雪を投げ入れます。 あえて種籾にとって過酷な条件を与えることで、この条件に打ち勝つ強靭な苗だけを選び出すのです。 東北地方の米作りは、冷害との闘いでありましたが、稲を厳しく鍛えて育てる農法は、冷害と闘ってきた東北の農家が、経験の中から学び取った智恵なのです。 |
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4 苗代 苗箱に発芽した種籾を蒔き、苗を成長させます。 高橋剛と仲間たちの米作りでは、苗代もゆりかごではありません。 芽を出したばかりの苗は、通常ハウス等で温度管理して、大事に育てられるのが普通ですが、高橋剛と仲間たちの米作りでは、雪解け水でぬかるみの残る田んぼに苗箱をならべ、その上に薄いメッシュシートをかぶせただけの苗代で、苗を育てます。 厳しい環境におかれた苗は、ゆっくりとしかし確実に力をつけていきます。苗箱の土壌には、「バランスα」の原材料、「ぼかし」が鋤きこまれます。 「ぼかし」とは米ぬかを主原料に、貝殻や魚カスを混ぜて、有用微生物で発酵させた粉状の資材です。 これによって、土壌内の微生物環境が整えられ、腐敗菌や病原菌の増殖が抑制されています。 |
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5 苗の成長 苗は、屋外の田んぼで、田んぼの自然な気温上昇に合わせて、成長します。 時々散布するのは、「バランスα」の希釈液。 散布された「バランスα」から光合成細菌が復活し、病原菌の増殖を抑えます。 |
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6 土壌づくり 一切抗生物質を使わない、自然の飼料だけで育てたオーガニック牛の排泄物を基盤とした堆肥、高橋剛は米作りと同時に肉牛の育成も行っています。 牛の育成は、一切人工飼料を使わず、自然の飼料だけで育て上げます。 この牛の排泄物を基盤として、時間をかけて発酵させた堆肥が、土壌づくりの主役となっています。 家畜の排泄物を、すべて利用しつくす高橋の無駄の無い農業は、最近クローズアップされている循環型農業の見本として、全国からの視察者が絶えません。 |
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7 代かき 田興しをし、堆肥を鋤きこんで土壌を整えた上で、水をはり、代かきで整地しますが、ここでも「バランスα」が活用されます 水をはった田んぼに「バランスα」原液を流し込みます。 初夏の太陽光を浴びて、光合成細菌が一斉に増殖し、生理活性物質(ビタミン類)を盛んに分泌して、根の成長を助けます。 |
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8 田植え 高橋剛と仲間たちの田植えは、山形一遅い。 これは、苗代でどこまで苗を成長させるかが大きく違うからです。 通常、山形、特に米どころ庄内では2.5枚の葉っぱが出たころの苗で田植えをしますが、高橋剛と仲間たちの米作りは、4.5枚まで苗を育て上げてから田植えを行います。 逆さまにしても、苗箱を重ねてもつぶれない強靭な苗。 米のできの良し悪しは、苗作りで7割がた決まる、というのが高橋剛の口癖です。 通常の米作りでは、少しでも収量を上げるために、苗と苗の間隔をつめようとしますが、その結果、成長した稲が高密度で重なり合うと、病気や害虫に攻撃されやすくなります。 それで高橋剛と仲間たちの米作りでは、平均的な苗間隔の2倍以上の広い間隔で田植えを行います。それにより、通常の田植え機では設定できず、特注の機械を使います。 |
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9 成長 高橋剛と仲間たちの稲は太くたくましく成長します。 一つの株の大きさが、一般の田んぼとは全く違います。 強い生命力ある苗だけが選抜された田んぼでは、成長の大きさも、スピードも桁違い、当然病害虫にも強い抵抗力をしめします。 |
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10 出穂 稲の穂が出るころは、いもち病の時期。 バランスαの散布により、光合成細菌を活性化させて、病害対策を行います。 |
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11 穂の成長 天に向って槍のような穂がつきあがります。 それなのに、簡単には頭が垂れません。 |
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12 実り 高橋剛と仲間たちのコシヒカリの穂は、通常60〜70粒のところ、2倍以上の200粒近くつきます。 田植えの際に通常の半分の密度で植えても、最終的には通常の田んぼ以上の収量を確保できます。 通常の田んぼで、反あたり600kで立派と言われますが、高橋剛と仲間たちの稲は最高記録、1tを越した事があります。 いかに高橋剛と仲間たちの稲にパワーがあるかがお分かりでしょう。 高橋自ら芸術品と断言する高橋剛と仲間たちの米の収穫。 国がタイ米の緊急輸入を決めた平成5年の東北大冷害の時にもにも豊かな実りがありました。 マスコミの報道もあいつぎ、高橋剛の名前は全国区になりました。 |
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13 刈入れ 高橋剛と仲間たは、完全に熟す少し手前、玄米の一部に青みが残る程度の時期に刈入れします。若い玄米が混ざることで、弾力ある食感となり、食味が良くなるのです。 コシヒカリは、最も晩生の品種です。 平年でも、 10 月中旬過ぎから刈入れが始まります。 高橋剛と仲間たち米「北限のコシヒカリ」は、朝晩の冷え込みがきつくなる、晩秋の晴れた日に、黄金色の輝きを保ちながら、刈り取られてゆきます。 11 月、お米の出荷が始まります。 しかし、高橋剛と仲間たちには休み暇はありません。気温が下がり過ぎないうちに、秋起こしをしてしまわなければならないからです。 彼らは、稲刈りの終わった田んぼに、バランスαと 堆肥を鋤きこみます。こうして土に命を与え、まもなくやってくる深い雪の下でしばらく寝かせて、来年の春、再び豊かな実りをもたらす田んぼを育ててゆくのです。 |















